大人世代の「体を大切にする食べ方」

ある程度年齢を重ねてきて、健康を保ち、体をととのえるための「食べ方」があるんだな、とわかるようになりました。

30代後半や40歳を過ぎたあたりから、「この不調、なんだろう」と思うようになり、50代を過ぎて「ああ、もう以前とは違うんだな」と気づく。その10〜15年を乗り切るために、美容や運動を心がけることももちろん大切ですが、もしかしたら最も気をつけるべきは、食習慣の見直しなのではないかと思うのです。徹夜をしたり、1日1食や2食のいわゆる「ため食い」や、たまのごほうびにたくさん食べたり飲んだり……などということをしても、駆け抜けてこられた若い頃。でもある程度の年齢になると、体に栄養を「コンスタントに与える」ことが、実は自分の健康のためのいちばんのごほうびになるのではないでしょうか。

私自身、朝食をきちんと食べていたのはいつだろう? と考えると、それは学生時代にまで遡ってしまいます。社会人になるとコーヒーと何かをつまむだけとか、家で仕事をするようになっても、栄養バランスのよい朝ごはんとお昼ごはんを意識してとっていたとは言えないのが事実。それでも「1日3食食べる」ことだけはなんとか守っていて、そのおかげで健康体を保つことができていたのかなと思います。でも、周囲の若い人たちに聞いてみると、1日2食はざらで、下手すると1食だけしかきちんと食べない、という人、特に女性がとても多いんですね。子育て中のお母さんや仕事を持つ女性が、そんな食べ方で大丈夫かな……と心配になります。

どんなに忙しくても、ダイエットが気になっても、食事を抜くとか、「○○だけ」という食べ方にいいことはありません。たとえば、それほど難しくない、こんな2つのルールを守ってみるのはいかがでしょう。
1. さほど体に悪くないものを、1日3度ちゃんと食べる
(控えめに言っています。「体にいいもの」ならもちろんベスト!)
2. 毎回の食事に、「炭水化物」「蛋白質」「野菜か果物」の3種類を含める

3度食べることを習慣づければ、ドカ食いになることはありません。忙しい朝なら、「パンと卵と果物」「シリアルとヨーグルトと果物」「ごはんと納豆とミニトマト」「ごはんとかまぼこと白菜の漬物」でじゅうぶん。「マドレーヌとカフェオレと果物」でも、ちゃんと3種類入っています。グリーンスムージーも、バナナとはちみつを入れれば3種類。もしお昼ごはんにおにぎりしか食べる時間がなくても、買ってきたサラダや野菜ジュース、チーズちくわでもいい、3種類揃うように組み合わせを工夫して、この最低限のルールを守ってみてください。それが実は健康と美容によく、体のためにもいちばんのごほうびになる、というのが、歳を重ねた私の実感です。

自分の体はもちろん、子どもたちにも「1日3回ごはんを食べる」習慣をすり込んであげることは、嫌いな野菜を食べさせたり、好き嫌いをなくしたりすることより、もしかしたら大切なことかもしれません。コンスタントに食べて、自分で自分の体をケアできる大人に育てるのも、親が与えてあげられる重要な習慣づけなのだと思います。

来月2日に開催される、素敵に歳を重ねる世代のためのセミナー「Aging Gracefully フォーラム 2019女性の健康と美を考える」に参加し、「食べてカラダを整える AG世代の健康レシピ」というテーマでお話をさせていただくのですが、今そんなことを考えながら、当日に臨みたいと思っています。ご興味のある方は、ぜひ聞きにいらしてくださいね。(詳細はこちらへ。2月20日までお申し込みができます

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