読書の秋

読書の秋

我が家では子供も含めて結構本好き!暇を見つけては家族みんなが本を片手に家のあちこちで読みふけっています。 そんな中で、私の今の一押しは・・瀬尾まいこさんの作品。

ひょんなことから、「卵の緒」という作品を読み、それ以来新刊が出ると、ついつい手にしてしまいます。 作品そのものも、ほのぼのしていて、キュンとくるところがあって・・いいんです。 面 と向かってがんばらなきゃ! じゃなくって、でも、「がんばってもいいかも!」と思えるから不思議。読み終わりにそんなことが感じられる作品は、やはりとても魅力的です。  

でも、何より私が気に入っているところは、この方の作品は食べるシーンがいっぱいなのです。ではどんな? と言うことになるのですが、それはけして、グルメ話ではありません。レストランのお料理が出てくることはあまりなく、ほとんど、お家のご飯。それも家の誰かが、家族のために作った三度の食事のシーン。
-「卵の緒」で出てくる母さんのハンバーグ、
-「天国はまだ遠く」の田村さんの手打ちそば、
-「幸福の食卓」の小林ヨシコの卵の殻入り濃厚シュークリーム。
-それ以外にも肉じゃが、カレーライス、クリスマスのロースチキン、コロッケ、鶏の塩焼き・・・・。

これらを読んでいると、「食べるって!」 それも自分のために「誰か心を込めて作ってくれた物を食べるって!」 本当に大切なことなんですよね・・と思えます。心がどんなに疲れていても、心が冷え切って辛いときでも、誰かが自分のためにわざわざ用意してくれた「食べ物」を口に入れる! それで自分の存在価値が見えてくるのでは、とさえ思えます。

毎日が忙しすぎる昨今。 でも、自分の為だけとか、ただただ栄養を摂取するだけに作って食べる食事ではやっぱりいけないような気がします。 毎日のことだから大変だけれど、やっぱり誰かのためのご飯を作れることがシアワセかもしれないし、(おいしいね!ありがとう!があればもっと嬉しいけれど)どんなごちそうより、どんな高価な食材より、「人の心」が染みたご飯は、体にも、心にも効くとびっきりの特効薬だと・・・瀬尾さんの本を読んでちょっぴり確信できたこの秋でした。

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