食育について Part2

2009/11/3

食育について Part2

 最近「食べる!」「食べ物!」っていったい何?・・と時々、考えます。人間食べなければ、生きていけないし、でも食べ過ぎると身体を壊すし、じゃあ、何でも食べていればいいかと言うと、好き勝手食べているとこれまた、身体に良くないし・・・。健康で健やかに生きる為の、そんな夢の食べ物って何? って思ってしまいます。
 身体や筋肉を作るのに、タンパク質は、必須! と言う考え方もあれば、 動物性は× と言った食事方法もあります。デンプン質は最大のエネルギー源と言われる反面、太りやすいと敬遠している人も多いです。何てったって野菜! と、もちろん私も思いますが、その素性(どんな場所で、どんな方法で作られたか・・)は大切な要因ですし、いろんな栄養素を持つ野菜は、何と食べるか、どれだけの時間をかけて調理するか・・によってもその摂取効率も変わってきます。

 ややこしいこと考えず、栄養分が揃っている、サプリメントで生きていきたいと言う人の話を聞いたことがあるけれど、それはやっぱり違うと思うし(そんなの私は全体イヤだなあ)・・・・でも、現実、健康に敏感でも、食に無関心な人が多いのも確か。

 身体にいい物を追い求めて、おいしさや効率を度外視してまでも、それを必死で探して時間をかけて用意して食べることが、ベスト?  それを求めて労力を使い尽くし、ヘトヘトになるより、そこそこ美味しい物を安価に手に入れ、楽しく食べるほうが実は気楽で、余った時間で他のことを大いに楽しめる方が、ストレスがかからな い? どっちが正しいか何て・・きっぱり答えを出すのは難しいですよね。 

 そんなこんなを考えるのも、もちろん、元気でいたいと思うからですし、子供を育ててみてつくずく感じる・・人間は食べ物で大きくなっていると言うこと(だっ て、生まれたときはたかが牛乳2本分の大きさだった子供が、今や私より一回り・・大きい! ひとえに、12年間食べさせ続けてきたから!?!?)。食べ物で、身体だけではなく、心も養われていると言うこと。そう考えると、家族の食卓を担う責任の重さもずしりと感じます(これに、毎日翻弄されているお母さん達も多いのかも・・)。

 情報過多、溢れる食べ物、グルメが美徳・・世界各国の食べ物が四季を問わず手に入り、自分が苦労して作らなくても、毎日ごちそうを食べ続けようと思えば、いくらでもその夢が叶う日本。簡単に手に入る分、あたりまえになりすぎている分、人間は食べ物で生かされていると言うこと・・・ちゃんと考えなくては。ちゃんと伝えなくてはと・・・。そう、料理研究家という立場だからこそ・・余計なのでしょうが・・最近ことさらそう思います。

 食材の本来の姿(食べ物のほとんどが生き物です・・肉も、魚も、もちろん野菜も)を知り、私たちがすっかり二の次にしている、美味しい時期もがあり、それを過ぎると鮮度も落ちるというあたりまえの話しなど・・麻痺している感覚を取り戻し、「それらの本来の美味しさを十分に味わいたいと思う気持ち」が初めの第一歩。そんな気持ちで、感謝しながらいただくものこそ、健康の源になる夢の食べ物なのでは?
 
 自分の身体は、自分が選んだ食べ物で作られる。我が子には、このことをしっかり伝えて、食べ物を選ぶ目と作る力を持って欲しいなと思いますし、それこそ生きる力なのかもと思います(とは言え、勉強! しなさい! とうるさい母ではあるのですが  トホホ)。もちろん我が子だけでなく、多くの子供達が、この二つの力を備えて、心身共に健やかに大人になって欲しいなと・・思っています。

  最近思います。食育ってこう言うこと・・・。そして、子供だけでなく、大人こそ必要なのかも・・食育・・。

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