読む料理本、『子どもはレシピ10個で育つ。』エピソード

今回は、10月末に発売された著書『子どもはレシピ10個で育つ。』についてお伝えしたいと思います。

自身の持ち込み企画ででき上がる本が多い中、この本は20代後半の若い女性編集者からのお声掛けで実現した一冊。雑誌の料理企画で知り合った彼女がふと言ったのです。仕事は楽しく充実している。でもこの先結婚して、子どもを持ったらどうなるだろう。若い彼女たち世代が目標としたい、少し年上の女性たちが、幸せそうではあるけれど、少なからずどこか大変そうに見える事実。子育てと日々のごはん作りは両立できるのだろうか。ごはんを作って食べるって楽しいことのはずなのに、なぜみんな苦しそうなのか。

そんな疑問や悩みをすくい上げながら、未来の子育て世代である編集者と、子育て真っ最中のライターさん、そして子育てがほぼ終わった私が、膝付き合わせ考えて、考えて。渦中の人たちが直面する問題と、その解決方法で構成されています。前半は「おかずの品数は多い方がラク」「もうみじん切りはやめよう」「つくりおき 家族にとっては残りもの」など、凝り固まった頭ををほぐす考え方のご提案。後半では、漬け込まない唐揚げ(実は究極の時短料理です)や、ひだを寄せずたたむだけで作れる餃子など、食べ飽きない定番のレシピ10個をご紹介。覚えて応用すれば、20にも30にも広がります。子育てしながらの料理ってラクではないけど、考え方次第で目の前は明るくなる。日々続ければ、必ず笑える日が来ます。

写真のない、シンプルな表紙の「読む料理本」。まえがきとあとがきもとても長いのですが、心からの思いが詰まっています。ぜひお手にとって読んでいただけるとうれしいです。製作に力と知恵を注いでくれた、若い同志たちに感謝します。

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