12月の「いただきます」そして「ごちそうさま」

今年最後の1ヶ月が始まりました。年末に向けて何かと気ぜわしいですが、仲間や家族と集まる機会も多く、楽しい季節ですね。今回はホームパーティのテーブルにぜひ選んでいただきたい、私の大好きなフランス・ロワール地方のサンセールワインのことをお話ししたいと思います。

ワインを勉強し始めた頃から、おいしいなと思っていたサンセールワイン。フランスワインの世界は奥深く、パワフルなボルドーや王道のブルゴーニュ、個性的な南仏など、さまざまなワインがあるけれど、いつも私の隣に置いておきたいのはロワールワインかな、と思うのです。

知人がロワール地方に移住したことをきっかけに、ここ8年ほど、足繁く現地を訪れるようになりました。目的は、現地のワインと和食のマリアージュを広めること。ワイン生産者を含む現地の方々に、私の作った日本食を食べてもらう交流会を毎年のように行っています。多彩で繊細な、ロワールを代表するサンセールワインは、和食との相性がとてもよいことを日本人にもフランス人にももっと知ってほしい。現地の人々は毎回、自分たちが飲んでいるワインが日本食に合うことに驚き、そして喜んでくださいます。今、食の世界では空前の日本食ブームで、天ぷらやすき焼きだけではない、日本人が普段食べている料理を、多くの人が注目しているそうです。

フランスで最も長い川、ロワール川の流域で作られるロワールワイン。ぶどう品種が多く、白、ロゼ、赤のほか、スパークリングも甘口ワインも揃っています。その中央部で生産されているのがサンセールワインで、使用されるぶどう品種はソーヴィニヨンブランとピノノワール。白ワインが有名ですが、おいしいロゼも赤もあります。北部の冷涼な地域で育つため、味わいは重たくなく軽やか。クラシックなフレンチにも合いますが、日本の普段の食事と合わせてみると、その相性の良さにきっと驚くはずですよ。

今や世界中のワインが手に入るようになりましたし、日本産のワインも本当においしくなってきました。チョイスの幅が広がりすぎて、何を選べばいいのかわからなくなったときは、昔から変わらず作られてきたフランスのおいしいワインに立ち返ってみるのもいいでしょう。この次、ワインを選ぶときには、ぜひロワール地方のサンセールワインも選択肢に入れてみてください。

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