9月の「いただきます」そして「ごちそうさま」

9月になりました。店先を彩る食材も秋色になり、新しい季節の訪れを感じますね。
味覚の秋の始まりを告げる食材のひとつがさんまですが、今年は3年ぶりの豊漁だそう。
今日は、定番の塩焼きをさらにおいしくするコツをご紹介します。

まず、さんまに多めの塩を振り、5〜10分ほどおいてから水洗いして、水気を拭きます。
みなさん、おそらくここでグリルなどに入れて焼くと思うのですが、両面焼きのグリルなどでさんまを焼くと、皮がはじけてしまったり、網に皮がくっついて破れてしまったりで、残念なことになった経験はありませんか?
グリルに入れる前に、皮の表面(両側)に薄くみりんを塗っておくと、なぜか皮が破れずきれいに焼けるのです。
みりんはごく薄く、指先につけてなでる程度で大丈夫。みりんには糖分が含まれているため、たくさん塗りすぎるとこげやすいので注意してください。
皮が破れずに焼けたさんまは、見た目が美しいだけでなく、脂が内部にとどまっていつも以上にふっくらジューシー。「みりんのひと塗り」ぜひお試しください!

塩焼きのほかには、梅干しと一緒に煮たものや、竜田揚げもおいしいですね。
ワインに合わせたいなら、焼いたものをほぐしてトマトの水煮と煮込めば濃厚なトマトソースに。おいしいパスタソースになります。
または、エリンギと一緒にパエリアに仕立てるのもおすすめです(さんまのパエリア)。
さんまは9月初めから11月までが旬で、これからどんどん脂がのってきます。
さんまがこんなにおいしく食べられる国は、世界じゅうで日本だけ。旬の今こそ、たっぷり楽しみましょう。